
企画営業 電池材料
旭化成バッテリーセパレータ株式会社
電池材料事業部 電池材料営業部
東洋言語文化学部日本語学科・国際経済学部卒 2016年入社

01
違和感なく溶け込めた、ダイバーシティ環境
生まれ育ったベトナムで、子供の頃からアニメを通じて日本に親しみを抱いていたHA。大学で日本語を学んでいる間に一時休学し、来日して日本企業で半年間のインターンシップを経験したことがきっかけで、将来は日本で就職したいという思いを固めた。
「旭化成という会社のことは知りませんでした。たまたま知人からベトナムで旭化成の説明会があることを教えてもらい、“いい会社だから”との勧めもあって参加することにしたのです」
その知人によれば、新しい市場を切り開き、変化に柔軟に対応しながら成長していく事業戦略が素晴らしいとのことだった。また、人財育成に力を入れているので「新人が社会人としてキャリアをスタートさせる上で最適な環境」とも付け加えた。こうした言葉に背中を押されるように、彼女は旭化成への入社を決意する。
海外人財として、日本企業で働くことへの不安や心配はなかったのだろうか。
「あったとすれば、技術的な専門用語が理解できるかということでした。でもそれは私が文系だったから。それ以外の不安はまったくなかったです。皆さん、私の日本語に合わせて分かりやすく話してくれましたし、とても優しく迎え入れてくれました」
むしろ、外国人だからと顧客も分かりやすい説明を心がけてくれるそうで、入社後は海外人財であることをアドバンテージに感じることが多いそうだ。こうしたポジティブさは、彼女ならではの持ち味である。
「旭化成という会社のことは知りませんでした。たまたま知人からベトナムで旭化成の説明会があることを教えてもらい、“いい会社だから”との勧めもあって参加することにしたのです」
その知人によれば、新しい市場を切り開き、変化に柔軟に対応しながら成長していく事業戦略が素晴らしいとのことだった。また、人財育成に力を入れているので「新人が社会人としてキャリアをスタートさせる上で最適な環境」とも付け加えた。こうした言葉に背中を押されるように、彼女は旭化成への入社を決意する。
海外人財として、日本企業で働くことへの不安や心配はなかったのだろうか。
「あったとすれば、技術的な専門用語が理解できるかということでした。でもそれは私が文系だったから。それ以外の不安はまったくなかったです。皆さん、私の日本語に合わせて分かりやすく話してくれましたし、とても優しく迎え入れてくれました」
むしろ、外国人だからと顧客も分かりやすい説明を心がけてくれるそうで、入社後は海外人財であることをアドバンテージに感じることが多いそうだ。こうしたポジティブさは、彼女ならではの持ち味である。

02
ミッションは北米市場でのプレゼンスの確立
彼女が担当しているのは、電気自動車やスマートフォン等に欠かせないリチウムイオン二次電池の重要な部材である、セパレータの企画営業である。セパレータは電池の負極と正極を隔てながら電子を透過させるもので、現代社会に不可欠な電池の安全性を担保する重要な製品である。
「営業担当として、セパレータを顧客に届けることが社会貢献となっていることに、やりがいを感じます。街の中で、私が販売したセパレータを使った電池を搭載しているであろう自動車を見かけると嬉しくなり、つい友人に“私が担当しているんだよ”と自慢してしまいます」
旭化成ではセパレータのパイオニアとして、スマホ等の民生用途から事業を展開し、車載用途に拡大することで、長く市場シェア1位をキープしてきた。商品名は『ハイポア™』である。ところが安価な製品を扱うサプライヤーの追い上げを受け、現在では海外メーカーの後塵を拝するようになってしまった。そこで新たな成長機会を開拓しようと北米に進出。狙うのは電気自動車の市場である。
「そうした使命のもとで設立されたのが、旭化成バッテリーセパレータ株式会社です。設立に際しては、新会社のミッション・ビジョン・バリューを策定するワークショップに参画し、海外拠点のメンバーも含めてディスカッションを行いました。普段から会議で積極的に発言していたことを上司に評価され、今回の参加を促されたのですが、新会社設立という重要な節目に携われたことはとても名誉なことでした」
今後は拡大する国内需要を取り込みながら、北米を中心に海外市場へ拡販していくことが基本的な戦略となる。彼女は、日本と北米への事業拡大を計画している大型の顧客を担当。同社に向けた拡販に挑戦しているところだ。
「企画営業としての私の強みは、コミュニケーション力とスピード感覚です。コミュニケーションについては、顧客の担当者との情報交換を密にし、信頼関係を深めていくことで、私自身のプレゼンスを高めていくことを心がけています。スピード感覚とは、とにかくすぐに一歩を踏み出すことです。新しいご相談をいただいたら、社内の技術者や先輩の営業に相談し、すぐにレスポンスするようにしています」
「営業担当として、セパレータを顧客に届けることが社会貢献となっていることに、やりがいを感じます。街の中で、私が販売したセパレータを使った電池を搭載しているであろう自動車を見かけると嬉しくなり、つい友人に“私が担当しているんだよ”と自慢してしまいます」
旭化成ではセパレータのパイオニアとして、スマホ等の民生用途から事業を展開し、車載用途に拡大することで、長く市場シェア1位をキープしてきた。商品名は『ハイポア™』である。ところが安価な製品を扱うサプライヤーの追い上げを受け、現在では海外メーカーの後塵を拝するようになってしまった。そこで新たな成長機会を開拓しようと北米に進出。狙うのは電気自動車の市場である。
「そうした使命のもとで設立されたのが、旭化成バッテリーセパレータ株式会社です。設立に際しては、新会社のミッション・ビジョン・バリューを策定するワークショップに参画し、海外拠点のメンバーも含めてディスカッションを行いました。普段から会議で積極的に発言していたことを上司に評価され、今回の参加を促されたのですが、新会社設立という重要な節目に携われたことはとても名誉なことでした」
今後は拡大する国内需要を取り込みながら、北米を中心に海外市場へ拡販していくことが基本的な戦略となる。彼女は、日本と北米への事業拡大を計画している大型の顧客を担当。同社に向けた拡販に挑戦しているところだ。
「企画営業としての私の強みは、コミュニケーション力とスピード感覚です。コミュニケーションについては、顧客の担当者との情報交換を密にし、信頼関係を深めていくことで、私自身のプレゼンスを高めていくことを心がけています。スピード感覚とは、とにかくすぐに一歩を踏み出すことです。新しいご相談をいただいたら、社内の技術者や先輩の営業に相談し、すぐにレスポンスするようにしています」

03
新興市場へ果敢に攻め込む
彼女のもう一つのチャレンジが、アジアでの新市場の開拓である。素晴らしい経済成長が期待されながらも、深刻な環境問題に直面している国に着目。つまりその国では今後、車の電動化が進んでいく可能性が高いので、その場合はセパレータの需要が一気に伸びると読んだのだ。
「自ら市場調査を行い、上司に提案しました。上司からは現地の関係会社につないでいただいたことで、より広くて深い調査も実施できました」
その結果、市場として非常に大きなポテンシャルが期待できると判明。新興市場であるため決して一筋縄ではいかないことを覚悟しつつ、現地の顧客開拓に取り組んでいる。
「当社が現地で実績がないことに加え、コスト競争も厳しいことから、ハードルは決して低くないと感じています。その一つひとつをクリアしながら売り込んでいるところに、自らの手で市場を開拓している醍醐味があります。北米とアジアという2つの市場で旭化成の存在感を確立し、今後の販売計画の達成に貢献していきたいと思います」
「自ら市場調査を行い、上司に提案しました。上司からは現地の関係会社につないでいただいたことで、より広くて深い調査も実施できました」
その結果、市場として非常に大きなポテンシャルが期待できると判明。新興市場であるため決して一筋縄ではいかないことを覚悟しつつ、現地の顧客開拓に取り組んでいる。
「当社が現地で実績がないことに加え、コスト競争も厳しいことから、ハードルは決して低くないと感じています。その一つひとつをクリアしながら売り込んでいるところに、自らの手で市場を開拓している醍醐味があります。北米とアジアという2つの市場で旭化成の存在感を確立し、今後の販売計画の達成に貢献していきたいと思います」

04
いつかは母国の未来のために尽くしたい
ベトナムから日本にやってきて働いていることで、異文化の中で自分を活かしていくことが得意になったと彼女は自負している。だからこそ新たな海外市場の開拓は、自分の持ち味を活かせるチャンスと感じている。
「言語能力も含め、私の強みをさらに発揮できると考えています。セパレータのビジネスは自動車の電動化に貢献することになりますから、世界のため、未来のために貢献することにつながります。それは私にとって大きな誇りです」
彼女の将来のビジョンは担当製品のマスターとなり、営業面だけでなく技術面も含めて、製品のすべてに精通した人財として事業の成長に貢献することだ。駐在も含め、海外での取り組みには特に力を入れたいと考えている。
「もしベトナムの市場も開拓できたら、こんなに嬉しいことはありません。母国の未来に貢献できるなんて、幸せなことです。いつか、私が考えたり行動した結果が、ベトナムの若い人財たちの一歩を踏み出す刺激となってくれたら、嬉しいですね。今後は採用などにも携われたらと思っています」
ベトナムで暮らす両親は、彼女を通じて旭化成という会社を知り、今では彼女の仕事を誇らしく感じているという。そんな両親を日本に招き、旭化成本社ビルを案内した。彼女にとって、とても幸せな瞬間だった。
「言語能力も含め、私の強みをさらに発揮できると考えています。セパレータのビジネスは自動車の電動化に貢献することになりますから、世界のため、未来のために貢献することにつながります。それは私にとって大きな誇りです」
彼女の将来のビジョンは担当製品のマスターとなり、営業面だけでなく技術面も含めて、製品のすべてに精通した人財として事業の成長に貢献することだ。駐在も含め、海外での取り組みには特に力を入れたいと考えている。
「もしベトナムの市場も開拓できたら、こんなに嬉しいことはありません。母国の未来に貢献できるなんて、幸せなことです。いつか、私が考えたり行動した結果が、ベトナムの若い人財たちの一歩を踏み出す刺激となってくれたら、嬉しいですね。今後は採用などにも携われたらと思っています」
ベトナムで暮らす両親は、彼女を通じて旭化成という会社を知り、今では彼女の仕事を誇らしく感じているという。そんな両親を日本に招き、旭化成本社ビルを案内した。彼女にとって、とても幸せな瞬間だった。

休日の過ごし方
ベトナム人コミュニティの仲間や会社の同僚を呼んでホームパーティをするのが好きです。得意料理は揚げ春巻き。これは旭化成社内のヘルシー料理コンテストで優勝しました。具材をたくさん入れ、薄いライスペーパーで巻いた料理で、サクサクしてとても美味しいですよ。

ある一日の流れ
出社。メールチェック、タスクリスト作成
社内関係者と打ち合わせ
市場調査の資料作成
昼食
顧客とWebミーティング
面談結果を関係者と摺り合わせ
面談の議事録作成
顧客対応状況を上司に報告
退社