経営と事業のグローバル化をリードするINTERVIEW

  • 2013年10月1日 中途入社
    入社5年目/43歳
  • ITエンジニア職

海外グループ各社の
ITインフラ環境標準化を推進

私は現在、旭化成グループ各社のIT戦略を統括・推進するIT統括部のセキュリティデザインチームに所属しています。その中で、海外グループ各社のITインフラ環境の標準化を目指す『One-ITプロジェクト』を進めています。具体的には、2015年に買収した米国企業のメンバーと連携してインフラ基盤やセキュリティ基準といったITポリシー全般を策定した上で、海外現地法人向けに旭化成グループの標準PCやグループウェアなどを提供しています。この『One-ITプロジェクト』を含め、入社以降に携ってきたほとんどのプロジェクトはグローバルな案件で、プロジェクトの進め方に関しては国や地域ごとに大きな違いがありました。例えば日本は準備に時間をかけますが、欧米はスピーディーに構築・展開してから、改善していく傾向があります。プロジェクトによっては日本の手法が適切であるケースも少なくないため、そうした際は海外担当者に日本のやり方を受け入れてもらいつつ、彼らのスピードを落とさないように協業を進めています。難しい仕事ではありますが、プロジェクトが無事進行したときのやりがいはとても大きく、達成感があります。

学生時代から身近な存在だった
旭化成に「運命」を感じた

新卒で入社したSIerを経て、前職では証券会社の情報システム部門に所属していました。ロンドンに3年間駐在するなど、グローバルなプロジェクトに関わる機会が多かったのですが、リーマン・ショックが発生したことで金融業界全体の海外向けビジネスが縮小し、私も国内の仕事を担当するようになりました。しかし、他業界や世の中全体で考えればグローバル化の流れが進んでいることは間違いありませんでした。もともと海外志向が強かったこともあり、「グローバルに進出しようとしている日本の製造業を支える仕事がしたい」と考えるようになったことが転職のきっかけです。いくつかの国内メーカーを検討しましたが、非常に幅広い事業を手がけていることに加え、海外IT関連の知識や経験を存分に生かせるフィールドがあったことが決め手となり、旭化成を選びました。また、学生時代に化学やバイオサイエンスを専攻していた私にとって旭化成はとても身近な存在であり、入社時には運命のようなものも感じていました。

大企業でありながら
各社員に大きな裁量がある稀有な環境

先週はタイに行き、来週はアメリカへ。1カ月後にはヨーロッパに行く予定があるなど、月に1度は海外出張があるような生活ですが、転職時の希望通りグローバルな案件に関わり続けることができているので非常に満足しています。また、前職では月100時間以上の残業が当たり前でしたが、現在は効率よく業務を行う事ができ、ワークライフバランスも大きく改善されました。我々のミッションは会社が掲げる経営目標や事業計画にあわせて決まりますが、ミッションの範囲内であれば、各社員が自由にアイデアを提案できるのも旭化成の大きな特徴です。実際に私が手がけてきたプロジェクトは、直属の上司と私が提案した企画をもとに始まったものがほとんどです。前職や前々職と比べても、大企業でありながら各社員にここまで大きな裁量が与えられる環境は珍しいと思っています。今後はチャンスがあれば海外駐在も経験し、海外現地法人の視点からプロジェクトを手がけてさらに視野を広げ、経営・事業・ITの三位一体でグローバル化を推進できるリーダーを目指したいと考えています。