海外グループ各社の
ITインフラ環境標準化を推進
私は現在、旭化成グループ各社のIT戦略を統括・推進するIT統括部のセキュリティデザインチームに所属しています。その中で、海外グループ各社のITインフラ環境の標準化を目指す『One-ITプロジェクト』を進めています。具体的には、2015年に買収した米国企業のメンバーと連携してインフラ基盤やセキュリティ基準といったITポリシー全般を策定した上で、海外現地法人向けに旭化成グループの標準PCやグループウェアなどを提供しています。この『One-ITプロジェクト』を含め、入社以降に携ってきたほとんどのプロジェクトはグローバルな案件で、プロジェクトの進め方に関しては国や地域ごとに大きな違いがありました。例えば日本は準備に時間をかけますが、欧米はスピーディーに構築・展開してから、改善していく傾向があります。プロジェクトによっては日本の手法が適切であるケースも少なくないため、そうした際は海外担当者に日本のやり方を受け入れてもらいつつ、彼らのスピードを落とさないように協業を進めています。難しい仕事ではありますが、プロジェクトが無事進行したときのやりがいはとても大きく、達成感があります。