私は今、高機能ポリマー事業部でザイロンというエンジニアリングプラスチック製品を扱っています。ザイロンには200以上の種類がありますが、お客様の新たなニーズに応える新製品を開発するために、お客様先にお伺いして直接要望をヒアリングするとともに、社内の各部門と連携して開発を進めています。
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T.M
石化・樹脂事業
化学・繊維系技術職 開発担当 -
Y.Y
石化・樹脂事業
化学・繊維系技術職 解析担当 -
N.M
マテリアル(電気・電子)事業
電気・化学系技術職 開発担当 -
K.R
マテリアル(化学)事業
化学・繊維系技術職 開発担当
「One AK(旭化成は一つ)」というスローガンのもと、グループ一体となって事業を推進している旭化成。「One AK」の理念は、グループ企業間はもとより、部門間や社員同士の一体感、チームワークの良さといった旭化成独自の風土や文化にも影響を与えています。ここでは入社半年〜1年程度の研究開発職キャリア入社4名に集まってもらい、普段の業務や課外活動を通して感じている旭化成の一体感やチームワークについて語ってもらいました。
01
それぞれが担当している事業領域や業務内容は?
私は分析部門にいるのですが、T.Mさんの部門と連携することが多いです。ザイロンの新製品開発を進める際、お客様先で加工などを行うのですが、そこで発生したさまざまな事象や不具合に対して、分析機器を活用した分析・解析を行っています。T.Mさんのような社内のテクニカルサービス担当の方々からの依頼を受けて化学的な分析を行い、分析結果をフィードバックすることで製品の開発をサポートするという役割を担っています。
電子機器の回路形成に使用されるドライフイルムレジストの開発を担当しています。一口に開発といっても新製品の開発から、お客様のニーズにあわせた既存製品の改良まで、さまざまなパターンの開発案件に携っています。
幅広い用途に活用される塗料の開発に携っています。最近の塗料は、環境や人体への影響を抑えるために有機溶剤ではなく水を使用した塗料へのニーズが高まっており、そのような塗料製品の技術開発を担当しています。
02
事業や業務を通して「One AK」の文化を感じることは?
私の担当はお客様への技術提案ですが、営業部門はもちろん、製品をつくる技術開発部門やY.Yさんが所属している分析部門などと連携を取ることが多いです。各所のコミュニケーションが少しでもズレると仕事が円滑に進まないのですが、部門間の距離が非常に近く、コミュニケーションが取りやすい環境が整っているので仕事も上手く回っています。みんなで一つの方向を向き、お客様に価値を提供できる環境があるという点では「One AK」を感じられます。
T.Mさんは分析部門への依頼がとても丁寧です。分析というのは情報が多ければ多いほど精度が上がるものですが、T.Mさんは背景も含めて常に多くの情報を開示してくれるので本当に助かっています。
ありがとうございます。分析に関しては、お客様への提案の方向性を考えながら依頼していますし、精度の高い分析のためにも情報はなるべく多く提供した方が良いと考えています。
T.Mさんとの仕事もそうですが、部門をまたいだ連携も苦にならない環境がありますよね。協力しあって仕事を進めていけるというのは部門内でも同じことで、直属の上司はもちろん、その領域のマイスターと言われる大先輩であっても声をかければ気軽に相談に乗ってくれます。そんなオープンでフラットな環境があるからこそ、仕事における一体感が出せるのでしょうね。
旭化成に入社して驚いたのは、部長でも課長でも「○○さん」と呼ぶこと。これは前職にはなかった文化ですね。誰とでも話しやすい関係になれるので、スムーズに協業や連携をすることができます。
他部門とのつながりということで言えば、私の部門は電子材料関係の開発部門と活発に技術交流を行っています。旭化成内には電子材料、感光性材料に関する事業を展開している部門が多数あります。例えば半導体回路の保護膜を開発する部門、基板上にチップを実装する技術を開発する部門などがあるので、お互いに技術や研究成果を共有しあうことも珍しくありません。事業領域が広いからこそ、近い領域同士で相乗効果を生み出しやすいという部分はあると思います。
03
課外活動など、業務以外でも「One AK」を実感しているか?
入社1日目から「フットサルに来ない?」「一緒にランニングしませんか?」と誘われてビックリしました(笑)。キャリア入社だったので最初は心細かったのですが、そんな心配もすぐに吹き飛びましたよ。1カ月前に娘が生まれたときは同じ部門の方々からサプライズでプレゼントもいただきました。入社から1年も経っていない私に対して、ここまでしてくれるなんて…と思わず感激してしまいました。本当にいい人たちばかりです。
和気あいあいとしているし、一体感があるんですよね。
しかも、誰かが一方的に一体感をつくっているわけではなく、自然と生まれているような気がします。飲み会や社内イベントなど、予定が合わず断ったとしてもまったく問題ないですし。
スポーツ大会やレクリエーションが定期的に開かれていますし、会社としてもONとOFFの切り替えがしっかりしていると思います。みなさん、きちんと仕事もするけどOFFも満喫しているんですよね。私はマラソンが趣味なのですが、旭化成に入社してからはランニング仲間が増えました。
富士地区ではサッカーやバレー、バスケ、ソフトボール、バドミントンなど、レクリエーションが非常に盛んです。私も今度、卓球部に入ろうと思っています。
私は運動が苦手なので、茶道部に入っています。同じ部門の方が誘ってくださったのですが、川崎製造所の体育館内に茶室があり驚きました。しかも社外から招いた茶道の先生に教えてもらえるので、友人たちからも羨ましがられています。
仕事でまったく絡みがない部門の人たちとも、レクリエーションや部活動を通して知り合えますし、研修後の懇親会で同年代の人たちとのつながりもできます。
確かにそうですよね。オン・オフを通じて「One AK」を感じる場面はとても多いです。
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旭化成を選んだ理由
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