INTERVIEW
- 2016年1月1日中途入社
入社3年目/43歳 - マテリアル(化学)事業
化学・繊維系技術職 開発担当
旭化成からスタートした研究開発のキャリア。
そして訪れる転機
もともと私はヘルスケア領域への関心が強く、約15年前に旭化成グループへと入社しました。入社後は薬の主成分である化学合成物(薬理活性物質)の分子設計や有機合成の担当となり、研究開発職のポジションで7年ほど経験を積みました。その後、外資系企業に転職し、一度旭化成グループから離れるという選択をします。転職先では研究開発部長を任され、約8年間にわたって高度医療機器であるコンタクトレンズの原材料開発に携わりながら研究開発職を続けることになります。責任のある立場で大好きな研究開発の仕事に関わることができ、充実した日々を送っていましたが、あるとき、研究開発部門をアメリカ本部に統合するという話があがったのです。このとき、家族を連れて渡米するという選択肢もあったのですが、実はすでに延岡にマイホームを建てていたことと、まだ子どもが小さかったということもあって日本に留まる決意をしました。そうして再び、転職という選択をしました。
一度離れたからこそわかる
旭化成の研究開発職の魅力
転職活動をする中で私が大切にしたのは、家族と距離を置かずに研究開発に関わり続けることができるかどうかでした。最終的に、旭化成を含めて3社から内定をいただきましたが、ヘルスケア領域で研究開発に携わることができること、延岡で勤務できる可能性があること、福利厚生が充実していることなどを総合的に判断し、旭化成に戻る決断をしました。このとき最終的な決め手になったのは、どこの企業で働くかより、どこの企業に貢献したいか、という想いでした。旭化成は自由闊達な社風があり、指示されるのではなく主体的に考え、行動することを大切にし、挑戦する意欲を応援してくれます。この環境で自分自身がさらに成長し、会社にも社会にも貢献したいと感じたのが、私が旭化成へ戻ってきた理由です。現在私は、少し特殊なポリマーを扱っていますが、その合成法や精製法、製膜、熱安定性、各種分析評価など、これまであまり経験したことがないようなスキルや知識を習得することができ、日々成長を実感しています。一度旭化成を離れたからこそ、旭化成の良さを再認識することができたと感じています。