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募集職種

自らが主役となり、モノづくりに没頭できる場所があるINTERVIEW

  • 2016年1月1日中途入社
    入社3年目/43歳
  • マテリアル(化学)事業
    化学・繊維系技術職 開発担当

固定観念に捉われない“気づき”が重要

私はいま延岡の工場で、「イオン交換膜法食塩電解プロセス」の交換膜原料に関わる研究開発に携わっていますが、あるとき予想外の結果が出たことがありました。それは、真空乾燥オーブンの覗き窓付近に付着物があることに気づいたことから始まります。いつもは付いていない付着物に対して、「えっ、これは何? 」と疑問を持ち、この成分を分析・解析してみることにしたのです。そうすると、精製工程で除去・回収すべき化合物であることが判明しました。このような現象が起こることは当初予想していなかったのですが、起きた現象を見逃さず、何が起きているのかを正しく分析・解析したことによって、ある化合物の新たな除去・回収方法を見出す結果に繋がり、大幅にプロセスを改善することができました。これはまさにチーム全体で取り組んだ成果です。この経験によって、固定観念に捉われることなく積極果敢に挑戦する行動力が大切だと、改めてみんなで実感することができました。自分たちの仮説や考えが正しかったことが証明できたときには、大きな達成感があります。これこそが、研究開発の醍醐味ですね。

少数精鋭で研究開発に没頭できる環境

延岡の愛宕地区工場には現在約450名が勤務していますが、そのうち研究開発に携わるのは数十名です。他の工場と比べたらまだまだ規模は大きくありませんので、今後はもっと設備や規模を拡大していきたいと思っています。ただ一方で、まだまだ組織規模が大きくないからこそ、密に情報を共有でき、何かあったときにも速やかにサポートができる利点もあります。研究開発を進める上では、計画通りに進められることばかりではありません。実験結果によっては急遽別の業務を優先して対応しなくてはならないことも多く、一人ひとりの業務負荷は刻々と変化していきます。そうした場合でも、お互いの顔と業務が見える距離感で仕事を行っているため、効率的に業務を分散して研究開発を進めることができるのは、この規模感ならではだと感じています。日々、少数精鋭で研究開発に没頭できるのは、延岡の工場で働く魅力ですね。一緒に仕事を進める仲間の年齢や性別、経歴はさまさまですが、私が大事にしているのは、「本人がどうしたいのか」ということです。もちろん、納期が差し迫っている場合などは指示を出すこともありますが、基本的には本人の意志を尊重し、やり方を任せます。そうすることで、自然と責任感が芽生え、アウトプットの精度も高まっていくと考えています。

研究開発が好きな人が
モノづくりを加速させる

これは延岡に限ったことではなく、会社の特徴ということになるかも知れませんが、比較的自由度の高い研究開発ができる会社だと感じています。それは、「こうしたい」という個人の意見や考えを尊重し、任せてくれるからです。研究開発には、新しい技術が必要です。そして、この技術は「人」だと考えています。一人ひとりが向上心を持ち、挑戦を続けることで新しいものが生まれていくのだと思います。社員一人ひとりの成長に責任を持ち、成長するためのさまざまな研修プログラムも魅力的です。もちろんサポートも的確に行ってくれるため、研究開発が好きな方やモノづくりに没頭したい方は、旭化成は最適な環境です。私も研究開発の仕事が大好きで、これまで研究開発に一貫して関わってきましたが、旭化成に入社して良かったと心から感じています。今後は自分の専門分野であるヘルスケアの領域で、高度専門職(エキスパート)の道を目指していきながら、研究開発が好きな仲間と一緒に旭化成のモノづくりを加速させていくことが目標です。「今の状況を変えたい」「さらに成長したい」「仕事にやりがいを感じたい」といった想いを持った方は、ぜひ旭化成で研究開発職にチャレンジしてほしいと思います。