INTERVIEW
- 2017年10月2日 中途入社
入社1年目/28歳 - 石化・樹脂事業
化学・繊維系技術職 開発担当
より効率的に
アクリロニトリルを生産するための触媒開発
前職での経験を生かしながら
新たな技術習得を行う
私は石油化学事業本部に所属し、アクリル繊維や合成樹脂、合成ゴムなどの原料となるアクリロニトリルを生産するための触媒に関連する業務に携っています。なかでも私の所属する部署では、より効率的にアクリロニトリルを生産できるような触媒の開発・改良を進めています。私の担当は触媒の試作品に関する評価・分析と評価装置の起動や停止を含めたメンテナンスです。通常、装置のメンテナンスを行う際は工場内に常駐している装置業者に依頼するケースが多いです。しかし、私は前職で製造オペレーション経験があり、装置の自主保全に関する知識があったので日々のメンテナンスや簡単な部品の交換は自分で行っています。同じ研究職の社員であっても、装置の構造そのものを理解している人は少ないので、前職で得た自分の強みを生かすことができていると感じています。
各製品を深く追求している旭化成で、
幅広い知識を身に付けたい
私は前職も化学メーカーで勤務しており、建築部材として利用される断熱材に携っていました。最初の5年は製造部門で機械のオペレーションを担当し、その後2年は研究職として同製品の性能改良のフォロー業務などを任されていました。当時の勤務地は大阪でしたが、結婚した妻の実家が東京にあったため、将来を見据えて妻の実家に近い場所で働きたいと考えていました。しかし前職では、関東圏での生産拠点が少なく異動の可能性が無かったため、転職を考えるようになりました。また、前職では最終製品を扱っていましたが、強度など物理的な評価業務が多く、より化学領域の仕事がしたいと思い、原料や素材に関われる会社への転職を考えました。そして、東京に近い場所で働くことができ、原料や素材に携ることができるという条件にピッタリ合致したのが旭化成だったのです。多くの製品を扱っているだけでなく、一つひとつの製品を深く追求している旭化成であれば、さまざまな分野の知識を身に付けることができると考え、入社を決めました。
主力製品を支える触媒を生み出す仕事に
喜びと誇りを感じる
私が所属している石油化学事業本部は旭化成の中でも大きな利益を出している部門の一つです。旭化成のアクリロニトリルの生産能力は日本一であり、世界でも第2位。そんな旭化成の主力製品の生産性に大きな影響を与える触媒の研究開発に携れていることに喜びと誇りを感じています。今後はさらに触媒に関する知識や経験を身に付けながら、スケールアップなどの業務にもチャレンジしたいと考えています。入社から8カ月が経ちましたが、旭化成は社員同士のコミュニケーションが非常に活発な会社だと思っています。前職では何か質問するたびに「自分で考えろ」と言われていましたが、ここでは上司や先輩と小まめに相談し合える環境があるので仕事がスムーズに進みやすく、本当に助かっています。もちろん自分で考えることも大切ですが、チームで進めている仕事のスピードを落としてしまうこともあります。旭化成では誰に何を聞いても素早く、気持ちよく答えてもらえますし、後回しにされることもありません。メールのレスポンスも早いです。とにかくみんな、本当に人柄が良く充実して仕事に取り組んでいます。