デジタル共創本部とは

旭化成グループの
DX推進の全体像

旭化成グループは、マテリアル、住宅、ヘルスケアの3領域で事業展開しており、多様な事業・技術・人財を基に、バリューチェーンの様々なステージにおいてデジタルを活用することで新しい価値提供の機会が広がっていくと考えています。

また、DXを活用できるシーンは、研究開発、生産、品質管理、設備保全、マーケティング、事業戦略、新事業の創出など幅広く存在します。デジタル人財の育成やDXを推進する場・空間の提供に加え、従業員の意識も変革しながら、DXの取り組みを「基盤強化(DXリーダー・デジタル人財の育成、働きがい向上)」と「事業高度化・変革(生産、R&D、事業戦略、新規事業創出)」の両輪でステージアップしていきます。

旭化成グループのDXの“今”

<旭化成グループのDX推進ロードマップ>

DXのさらなる強化と今後の展開

旭化成グループにおけるDXエンジニアの担当領域は多岐に亘っています。旭化成グループ全従業員が業務を円滑に行うための社内ネットワークの構築。社内外、あるいはクラウド環境下で機密データを安全に活用するためのセキュリティ管理。工場の操業で得たビッグデータの分析に基づく新たな生産管理システムやスマートファクトリーの構築。さらにはデータサイエンスとAIによって材料開発を効率化するMI(マテリアルズインフォマティクス)など。DXエンジニアは旭化成グループのものづくりを根幹から支え、ものづくりを変えていく重要な役割を担っています。

DXにおける成功要因/DXを強化し加速する取り組み

デジタル共創本部の設立

旭化成グループの強みである多様性を活かして、デジタルとの共創による変革をグループ横断で推進するため、2021年デジタル共創本部を設立しました。
今後、DX推進をさらに加速するためには、社内外の知恵を“Connect”し、価値を共創していくことが極めて重要であると考えています。デジタル共創本部にはマーケティング、R&D、生産技術など様々な部門のデジタル人財が集結。社内外の交流を促進し、DX基盤の強化とビジネスの創出を目指します。

バリューチェーンの
様々なプロセスにおいて、
DX推進による事業高度化を目指す

<旭化成グループの事業とデジタル共創本部の関係図>

デジタル共創本部

IT統括部

ミッション・役割
旭化成グループのグローバルに存在する多数の事業が日々生成するデータを安心・安全に保管・保持し、速やかに流通し、戦略に活用できる情報へ変換し、経営や事業が活用できるようにしていく。これを通じて競争力を高め、旭化成と社会の変革の推進を支える経営基盤であり経営戦略と並走する部門です。
テーマ例
  • 2010年代初頭より果敢に推進しているグローバルなM&A戦略のサポートとM&A完了後のデジタル戦略を推進するための共通IT基盤作り
  • 国境を越えたITガバナンスの整備と標準化
  • データ活用の高度化・迅速化に必須なデータマネジメント基盤の導入 など

インフォマティクス推進センター

ミッション・役割
マテリアルズインフォマティクス(MI)は、材料開発のスピードを大幅に加速する技術として脚光を浴びています。本部門はこれを担い、旭化成グループのほぼ全ての研究部門と協業し、触媒や樹脂、医用材料など幅広い材料の開発で数々の成果を上げています。
テーマ例
  • 実験データやシミュレーションデータに加え、特許や論文などの膨大な公知情報も活用したMIの開発と展開 など

スマートファクトリー推進センター

ミッション・役割
本部門は旭化成グループの全生産をスマート化し、持続的な事業価値向上を実現していくミッションをもっています。多様な生産現場に対してAIやデータ分析技術を活用し、製造スタッフと一体となり現場の改善・向上を目指しており、自らが考え手を動かし、達成感を現場と共有しながら自らの成長を実感できます。
※IT技術者やデータサイエンティストだけでなく、プラントエンジニアやネットワーク、信号処理技術者など様々なスキルを持ったメンバーがいる部門です。
テーマ例
  • 統計手法から機械学習まで、幅広いデータ分析技術活用による品質安定化・故障予兆検知
  • フルスタックのデジタル技術発揮による画像AI検査、ツール活用による現場作業の高度化
  • 生産計画や物流などサプライチェーン系のシステム設計と具現化、AI活用による高度化 など

CXトランスフォーメーション推進センター

ミッション・役割
従来の営業スタイルの変革が求められる中、本部門は営業・マーケティング経験者やIT技術者、データサイエンティストなど様々なバックグラウンドを持った人財が集まった新設組織です。営業・マーケティング情報を一元的に扱うプラットフォーム構築から、SFA、BI、MA、Webサイトなど様々なツールのカスタマイズ、さらにデータ分析技術の活用により市場変化、顧客ニーズをとらえ、事業部門と一体となって改革を推進します。
テーマ例
  • SFA、MA、Webサイトなど営業・マーケティング領域における各種ツールのカスタマイズ導入及び開発
  • 各種BIダッシュボード作成を通したデータドリブン型経営の促進
  • データ分析を活用した新たなビジネススタイルへの変革 など

DX経営推進センター

ミッション・役割
旭化成グループの事業部門やコーポレート部門が描く戦略の立案・推進をデジタル技術を用いて支援し、DXによる経営の高度化・変革を推進する部門です。新規事業の創出や、旭化成Garage(=アジャイル開発+デザイン思考)による業務革新やビジネスモデル革新を推進しています。
テーマ例
  • 旭化成グループの既存事業のビジネスモデル変革に向けてGarage手法を適用したテーマをマテリアル、住宅、ヘルスケアのそれぞれの領域で複数実施。現在は特に環境分野のテーマを最重要領域としています(カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーの実現、加速 など)
  • デジタル技術によるビジネスプロセスやビジネスモデルのイノベーションを事業サイドと協働して進めています。テーマは多岐にわたりますが、住宅関連分野における新規事業テーマが比較的多くなっています

キャリア入社者に聞いた
デジタル共創本部
「魅力」

コンサルやITベンダーにはない、裁量権の大きさが魅力です。新しいサービスをいかに創出するか、顧客接点をいかに強化するか、現状の業務をいかに変革するか。 DXとはいえITの導入そのものを目的とせず、事業会社の立場として「事業」を主眼に置いたDXに携われ、事業と技術の両面で突き詰めることができます。

Sさん(40代)/CXトランスフォーメーション推進センター/2021年入社(前職:総合電機メーカー)

部の名前にある「共に創る」が実践されている職場です。その根底には「話を聞く文化」があるのだと感じます。旭化成グループの事業は多岐にわたることから、メンバーのバックグランドは様々。だからこそキャリア入社した人が異端となることはなく、お互いのキャリアを尊重する風土があり、働きやすいところが魅力です。

Hさん(30代)/IT統括部/2022年入社(前職:SIer)

たとえば久世さんを含めた役員クラスの方々が、ラウンドミーティングや食事会などを通じて、メンバーと定期的にディスカッションしてくれます。他にも自ら申し出れば、担当部署以外の技術検討会にも参加でき風通しも良いです。年齢やキャリアに関わらず、メンバー一人ひとりの意見を尊重してくれる風土がここにはあります。

Kさん(30代)/インフォマティクス推進センター/2018年入社(前職:化学メーカー)

DXをテーマに多種多様な業界・業種から外部講師を招いた講演会や、現場が主体となった勉強会が開催されます。会社としてDXに本気で取り組んでいるのはもちろんのこと、その姿勢が現場にまで浸透しているのを実感します。どなたもDXにかける熱意と知識がある人ばかりで、一緒に働いていて日々刺激をもらっています。

Sさん(30代)/スマートファクトリー推進センター/2022年入社(前職:印刷会社)

旭化成全体のDXを担う存在なので、自分の意欲次第で様々な工場に関わることが可能。国外で働くチャンスも大いにあるため、自身のキャリアを自由に選択しやすい環境です。まだ出来たばかりの組織のためベンチャーのような風土もあり、新しい仕組みを自分で作っていきたい方には、きっと面白い職場だと思いますよ。

Mさん(30代)/スマートファクトリー推進センター延岡情報技術グループ/2022年入社(前職:コンサルティングファーム)

社内外の知恵を“Connect”し、
DXの価値を共創する場所。

デジタル人財が集結し、社内外と共創する拠点として2021年1月に誕生したデジタル共創ラボ。社内外の知恵を“Connect”し、価値を共創していく場として活用されています。マーケティングやR&D、生産技術各部門のデジタル人財が集まり、DX基盤の強化とビジネスの創出を目指します。

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