安全性と薬効の証明、開発効率の向上、
今やM&Sは創薬の重要な場面を担う。
大学の研究室ではM&Sとは無縁でしたが、NMRを用いた計算科学には触れていました。入社後、体内の複雑な反応過程を単純化して数式化するM&Sの世界に興味を覚え、PK/PD解析の専門性を深めてきました。基本的に数式を駆使して試験結果を解析するのが好きなのだと思います。薬理研究部にいた時、臨床統計専門家育成コースで勉強した際も、数式を扱う統計解析を楽しんでいました。
私が高度専門職のエキスパートに認定された理由の一つは、開発最終段階に近いあるプロジェクトにおいて、非臨床と臨床の両面で開発を大きく前進させたQSPモデルを担ったことです。これは、薬物動態・薬理・臨床統計の専門性を総動員し、また、他研究部メンバーとの共感の渦ができて、全員が巻き込まれながら良い方向に向かって行った結果だと思っています。
ICH(医薬品規制調和国際会議)がMIDD(Model Informed Drug Development)のガイドライン制定を進めている中、M&Sは医薬品開発の効率を高め、Attrition Rate(脱落率)を下げるキーテクノロジーの一つです。今後も、自分の役割としてM&Sを積極的に推進していきます。