研究道具としてのITを数段階進ませて、
研究者の相棒となるITの実現を追求する。
私は以前に勤めていたIT企業で、国内大手製薬会社や大学病院、国立の研究機関においてバイオインフォマティクスを専門とする研究者に対し、ITインフラの整備からデータ解析まで、幅広い研究支援業務を行ってきました。そこで獲得したスキルを、民間の事業分野の研究活動で活かしたいと考え、旭化成の扉を叩いたのです。
転職して最初に取り組んだのは、研究センター内のモノとデータの流れの改善でした。化合物を受け渡す業務フローの改善と、研究データを一元管理する環境の設計を同時に検討し、全体の最適化を図ることで、創薬研究におけるPDCAであるDMTAサイクル( 化合物の設計、合成、評価、分析 )を加速させることが出来ました。そのあとも、試薬管理やサンプル管理の効率化、低分子だけでなく中高分子も扱えるよう基盤の拡張など様々な施策に取り組んできましたが、やはり、基盤の設計をきちんと行えたことが支えとなり成功させることが出来たと思っています。
私が高度専門職のリードエキスパートに認められた理由は、一つ一つの功績ではないと思います。自分の成長意欲や貢献意欲を努力によって満たし、新しく期待された役割を果たしている点が評価されたと自負しています。