世界中の製造所を駆け回り、
旭化成ファーマ製品の品質維持に関与する。
大学で分子生物学を専攻した私は、食品の品質管理に大きな関心を持っていたことから、食品業界をターゲットに就職活動をしておりました。その結果大手飲料メーカーから内定を頂き、新卒入社しました。しかしながら、入社後の辞令では食品部門ではなく、医薬品部門への配属が言い渡され、静岡県に位置する医薬品製造所に勤務することとなりました。
当該製造所では、医薬品製剤及び原薬の品質管理・品質保証に携わり、製薬業界に身を置く一人として業務に邁進しました。その後、社内の異動により東京本社の生産管理・物流統括業務に携わり、製造所で製造された製品だけではなく、製品の製造に必要な原料や資材の確保に尽力しました。これらの業務を経験したことで、市場へ製品を出すことに責任を持つ製造販売業者の業務に興味を持つようになりました。
旭化成ファーマへ入社後は製造販売業者の品質保証部門でキャリアを重ねてきました。旭化成ファーマが扱う処方箋医薬品は、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品とは異なり、使用する患者さんが自ら選ぶことはできません。そのため目的とする疾患に確実に作用することに加え、数ある工業製品の中でも徹底した品質の恒常性が求められることから、厳格な製造管理・品質管理の実行が必須です。決められたこと・モノから「何も足さない、何も引かない」。品質保証部では、この「厳格な製造管理・品質管理の実行」の状況を確認すべく、自社工場を含めた製造所の監査を行い、旭化成ファーマとして求める品質の製品を適正に製造しているかをチェックしています。対象となる製造所は日本国内だけではなく、アメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国、インドなど世界中に点在し、トータルで53ヶ所。私を含む11名の監査員が定期的に足を運びます。
監査では、医薬品製造販売承認書、GMP省令に代表する各種規制やガイドライン、製造所との品質取決め事項への遵守状況の確認に加え、製造現場の管理状況を確認します。