化学メーカーへの転職で得られた
新しい挑戦のフィールド
環境安全部門 本社勤務
2020年4月 キャリア入社
先に旭化成に入社していた先輩から
「働きやすい会社だ」と聞いていた
前職の総合エレクトロニクスメーカーでは、全社の環境活動を推進する部署に所属し、環境法改正情報の収集および各事業所への説明、土壌地下水汚染が確認された事業所における対策検討、環境パフォーマンスデータの集計・精査・改善施策の共有などを担当していました。しかし、事業の方向性がモノづくりからサービスへとシフトしていたため、遠くない未来に配属部署の業務が縮小し、新しい知識・経験を得ることが難しくなると感じたため、転職を考えるようになりました。転職活動では、前職で携わった環境活動の経験を活かすことができるフィールド、さらには学生時代に専攻していた化学の知識を活かせる会社を検討すべく、環境格付け機関の情報や各社のホームページを参照しながら環境活動に対して感度の高い会社を探していた際に、旭化成が候補に上がりました。大学の研究室の先輩など、すでに旭化成に入社していた知人から「働きやすい会社」との評判を聞いていたことに加え、面接時の社員の方々の人柄の良さ、採用選考のスピードの早さなどにも好印象を抱き、入社を決めました。
GHG排出量の集計業務は
自分にとっての新しいチャレンジ
2020年の入社時より本社の環境安全部門で地球環境対策を推進しています。海外拠点も含めた旭化成グループ全社のGHG(温室効果ガス)排出量の把握レベルの向上やGHG削減活動の促進をミッションとし、グループ全社のGHG排出量のデータ集計および精度向上に向けた取り組みを推進しているほか、他部署と連携して各種データをCSRレポートや格付け機関に向けて公表する仕事も担当しています。前職では水や化学物質に関する環境活動に携わっていましたが、GHG排出量の集計に関しては旭化成で初めて体験する業務であり、私にとっての新しいチャレンジでした。また、化学メーカーである旭化成は社内に動力部があり、自社内で電気や蒸気などのエネルギーを作り出していることも前職との大きな違いでした。各地区のエネルギー使用量の把握については、支社・製造所の動力部や環境安全部、エネルギー統括部門、製造部門と連携しているほか、各省庁の公開情報や各種セミナー、業界団体から得られる情報を積極的に収集し、気候変動や環境、GHGに関する最新動向の把握、専門知識の習得を意識しながら業務に取り組んでいます。
コロナ禍で出社できない状況の中、
頻繁に連絡をもらえたことが心強かった
将来的には現在の「地球環境」分野だけでなく、「環境保全」や「労働安全」など他の分野についても精通したいと考えていますが、現在は取り組んでいる業務を通じて、「2050年:カーボンニュートラル(実質排出ゼロ)を目指す」という、旭化成が掲げている環境目標に対して貢献できる人財になりたいと思います。そのために私が直近で取り組むべき課題はGHG排出量データの精度向上ですが、換算係数のメンテナンスなども含め、まだまだ改善できる余地があると考えています。現在、入社から1年半が経ちましたが、入社前に知人が言っていた通り、旭化成は働きやすい会社であると感じています。私が旭化成に入社したのはコロナによる最初の緊急事態宣言が発令された頃であり、出社もままならない状況でしたが、人事部の方や同じ環境安全部の方々からメールや電話で頻繁に連絡をいただけことが心強かったです。また、少しずつ出社ができるようになった時期に一度だけ、最大規模の製造拠点である延岡を訪れる機会がありました。事前に話には聞いていたものの、想像以上の規模感に圧倒されました。コロナ禍が落ち着いた際には、ぜひ他の支社や製造所にも行ってみたいですね。 ※組織名・部署名・役職等は2022年2月取材実施時のものです。