本社・支社・製造所・事業部ごとに異なる働きがいが得られる旭化成環境安全の魅力
上席理事 環境安全部長
友清 正博
社会や事業環境の変化に応じた
環境安全活動を推進できる人財に期待
旭化成グループは、2022年の中期経営計画においても引き続き、「サステナビリティ」を経営の中核に据え、「持続可能な社会への貢献」と「持続的な企業価値向上」の双方を好循環で実現することを目指しています。環境安全部は、グルーブのサステナブルな成長を支えるべく、事業基盤としての環境安全を強化するために、法令の遵守はもとより、継続的な改善や積極的な情報公開、地域社会とのコミュニケーションなど、社会や地域住民の皆様に旭化成グループの事業活動を理解・信頼いただくための様々な活動を推進してきました。これらの活動に関しては一定の成果が得られたと考えていますが、環境安全が扱う領域は保安防災・労働安全・環境保全・地球環境と幅広く、社会的な要請は常に変化と高度化を続けています。また、具体的な安全成績などを振り返ると反省材料も残されています。安全・安定操業は事業継続、企業存続の大前提であり、改めて基本に立ち返った全社安全活動を展開するため、2021年度から全社統一の安全活動であるライフセービング・アクションを開始しています。社会や事業環境の変化に応じた環境安全活動の展開が必要不可欠であり、このような活動を推進できる人財の力が、いま求められています。
本社、支社・製造所・事業部、
それぞれの環境安全部門が求める
人財のイメージ
旭化成は、本社、製造拠点・事業部ごとに環境安全部を設置しているほか、各工場での活動については環境安全課が統括しています。本社の環境安全部では、マテリアル・住宅・ヘルスケアの3領域、7つの事業会社のすべてに関わる環境安全活動を組織横断的に展開するため、各種法規制への対応など、全社的な活動を行う際に求められる専門性を持った人財を必要としています。製造拠点・事業部の環境安全部、工場の環境安全課では、特定分野の専門性に加え、新たな施策を企画立案する主体性、現場に対して施策や方針を浸透させていくリーダーシップや調整力、さらには各地域のステークホルダーの方々と円滑なコミュニケーションを図れる人財を求めています。また、いずれの環境安全部門でも必要になる特定分野の専門性とは、保安防災であれば化学や化学工学の基礎知識、労働安全では関連する法律の知識や機械・システムについてのリテラシー、環境保全では環境関係の法律やISO、分析化学の知識です。温室効果ガス削減やカーボンニュートラルなどの課題を扱う地球環境については、専門知識以上に社会や業界の動向・最新情報をキャッチアップする能力のある方に期待しています。
現場ごとの活動・取り組みが
全社のベストプラクティスにつながる
旭化成の環境安全部門では特定分野に関する知識・専門性を持った方を募集していますが、知識や経験が多少不足していたとしても、入社後の教育・育成などでサポートします。各種研修や外部セミナーの活用はもちろんですが、経験や適性によっては本社と現場をローテーションで経験していただくようなキャリアステップも検討しています。さらには数年前より環境安全領域社員への高度専門職制度もスタートしているため、同領域のエキスパートとしてのキャリア構築も実現できます。
また、旭化成は本社と製造拠点・事業部の双方に環境安全部門がありますが、本社では旭化成グループ全体の環境安全分野を統括し、情報展開や監査等で、現場である製造拠点や事業部を支えます。製造拠点・事業部では、現場の最前線で、それぞれの組織主導で施策の企画・実行を主体的に行い、本社には報告・相談・提案を行うなど、連携して環境安全を推進していきます。様々な事業領域にまたがる現場ごとの活動・取り組みを共有し合い、全社的なベストプラクティスにつなげられるプロセスは、旭化成で環境安全に取り組む大きな醍醐味の一つであると考えています。
多岐に渡る事業形態でグローバル展開する旭化成で、私たちと共に、社会的責任のある事業活動の一翼を担い、「持続可能な社会への貢献」と「持続的な企業価値向上」を実現していきましょう。
※組織名・部署名・役職等は2022年5月取材実施時のものです。