DX推進に欠かせないセキュリティ。
国内約340拠点、世界20カ国をつなぐ
安全かつ先進的な環境を実現したい。
セキュリティ施策は入れて終わりではない。
運用まで長期的に携わりたいと事業会社へ。
大学時代に暗号研究をしている中で、情報セキュリティに興味を持ち、新卒では大手通信会社に入社。ネットワークエンジニアとして、製造業界向けのネットワーク構築(LAN/WAN)を担当。実はこの時に少しだけ旭化成と接点があり、業界でもいち早くIP-VPNを導入していたことから、新しいことにも積極的にチャレンジしていく会社という印象を持っていました。その後、私は異動になり、マネージドセキュリティサービスの担当へ。ファイアウォールなどネットワークセキュリティを強化するためのコンサルティング業務を行う中で、もっと専門的にこの道を究めたいと考えるようになり、サイバーセキュリティを専門としたコンサルティング会社に転職をしました。セキュリティ分野で名の知られる優秀な人財と一緒に働く機会が得られ、高いレベルでのアウトプットや業務知識が求められるコンサルタントとして非常に鍛えられた4年間だったと感じています。しかし、コンサルタントとして関われるフェーズには限界があり、自分の企画・提案したセキュリティ施策を運用まで責任をもって携わりたいと考えるようになり、事業会社を志望。以前から良い印象を持っていた旭化成への転職を決めました。
SD-WANとセキュアインターネットゲートウェイによる、
次世代型WAN環境の構築プロジェクトを推進。
旭化成が加速させているDX推進を支えるため、セキュリティを確保した基盤を提供していくのが、私のチームの役割です。現在の取り組みの一例を紹介すると、国内でも非常に先進的な次世代型WAN環境の構築を行っています。これまでのセキュリティシステムは、社内システムとネットワークを厳重に守る従来型の“境界防御モデル”でしたが、クラウド活用の拡大によってインターネット回線やWAN回線が逼迫。今後さらにデジタル化を推進する上では、インターネット上で、いかに安全に、かつ、生産性高く業務を進められるかが重要になるため、新たにSD-WANとセキュアインターネットゲートウェイを組み合わせた次世代型WAN環境を構築するプロジェクトを進めることになりました。そんな中、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響でVPN経由のテレワークが急増し、インターネットを活用した安全・便利な業務環境づくりが急務に。その際はチーム一丸となって従来の何倍もの速いスピードで実現することができ、旭化成の柔軟でチャレンジングな社風を改めて強く感じる出来事となりました。現在はグループ約340拠点での次世代型WAN環境への切り替えを進めています。様々な運用課題も出てきて大変な部分もありますが、何よりダイレクトにユーザーの声を聞くことができ、充実した日々を過ごしています。
様々な事業部や国内外の企業との関わりが多く、
コミュニケーション力が求められる仕事。
旭化成に向いているのは、まずコミュニケーションを積極的に取っていける方だと思います。私の所属しているセンターには、様々な部門から「こんなことがしたい」「どういう進め方がいいか」といった相談が数多く寄せられます。マテリアル、ヘルスケア、住宅など事業によってもセキュリティの考え方や優先順位が異なるので、それらをどうコントロールしながら、旭化成として最適なセキュリティを実現していくのか、個別最適と全体最適のバランスを取りながら着地させていくのも重要な仕事。そのためにもコミュニケーションが欠かせません。そもそも、社内のコミュニケーションが活発な社風なので、IT統括部でもチームをシャッフルしてのランチ会を開催したり、現在は「雑相(ざっそう)」という名の雑談専用チャットがあったりします。今の部署はリーダーの私を含めて約半数がキャリア入社者で、馴染みにくいといったことは一切ありません。
グローバルで活躍したい、という方も向いています。今後は世界20カ国に展開するグローバルネットワークの刷新も行っていきますし、海外企業のM&Aの際のITに関するデューデリジェンスや、セキュリティに関する監査の役割も担っています。私自身も今後はさらに英語力を磨いて、海外とのコミュニケーションを強化していくのが目標です。
その他の社員インタビュー
各社員の仕事に対する想いややりがい、仕事内容、
入社理由などをインタビュー形式でご紹介します。