Asahi Kasei

Recruitment 2021

購買 富塚 梢

購買物流統括部原料代二部第一グループ 課長代理
政治経済学部卒 2008年入社

大きな裁量を持たせてくれる社風に惹かれて

「社会に影響力のある仕事がしたい」
それが就職活動を前にした富塚の胸中にあった職業観だった。当初それは漠然としたイメージに過ぎなかったが、旭化成の会社説明会に参加して一気に具体的になる。キーワードは“川上から川下まで”だ。
「旭化成は素材メーカーだから、川上から川下まで、広い範囲に影響を及ぼすことができると知りました。そうした社会的影響度の大きさから、“ここだ!”と思いました」
加えて、誰かと力を合わせて何かを成し遂げるということに喜びを感じることから、メーカーならば大勢の仲間と一致団結して価値ある何かを創り出す仕事ができるのではないかと考えた。
「自分の考えたアイデアを、たくさんの人の力を借りながらカタチにしていく。それはとても魅力的なことだと思えました」
若手のうちから裁量を持たせ、責任ある仕事を任せてくれるのが旭化成。もちろん、男性だから女性だからという区別などまるでないフラットなカルチャーにも、大いに惹かれた。こうした土壌で自分の仕事に誇りを持って取り組んでいる先輩たちの姿に、富塚は自身の将来を重ね、旭化成への入社を決断したのだった。

絶対に止めてはいけないという使命感のもとで

富塚の担当業務は、原料の購買である。“購買”とは文字通りモノを買い付けてくることで、石化系の事業部で製品を製造する際に使用される原料を、工場が必要とするときに必要とする量を、最も安価に買うことが富塚のミッションだ。
購入先は、世界中に広がる。
「例えば、特別な鉱物系の原料となると世界でも限られた地域でしか採掘されないため、サプライヤーを見つけ出すだけでも一苦労です。苦労して新しいサプライヤーを見つけたあとは、生産体制や品質のチェックのために私が現地まで飛ぶことも珍しくありません。また、価格交渉も重要ですが、原料によっては生産地が限られているために“相場”というものが存在しないこともあります。つまりサプライヤーの言い値が唯一の基準であり、その価格交渉ともなれば、一筋縄ではいきません。足もとを見られて、“この価格で買えないというならもうけっこう”と、一方的に交渉を打ち切られてしまうこともあるんです」
富塚は続ける。
「世界中から買ってきた原料で旭化成の製品がつくられていますから、その一つでも欠けると工場がストップしてしまう、そうなるとお客さまに多大なご迷惑をおかけすることになってしまいます。非常に影響力の大きい仕事なんです」
最近では地球環境保護に関連した環境規制の強化や頻発する自然災害の影響などで、原料を安定的に調達しにくくなっている。富塚自身、ある日突然、サプライヤーから「もう原料を売ることができない」と一方的に告げられてしまったことがあるそうだ。
「国際電話がかかってきて“政府の環境規制が強化されてもう操業できない”と言われました。自動車部品の製造に不可欠の材料をつくるための原料でしたから、万一供給がストップしてしまったら、日本経済を支える自動車産業そのものに大きな打撃を与えかねません。電話を片手に、私の頭は真っ白になりました」
電話を切った富塚は上司に報告し、この緊急事態を乗り切るために行動を起こす。
「代替品を手に入れるために、めぼしい生産工場に手当たり次第に連絡を入れ、原料を売って欲しいと交渉しました。良い答えが返ってきたらすぐに中国へ飛んで、該当工場を視察しました。品質や生産体制のチェックが不可欠だからです」
こうして結果的に代替品の調達に成功し、なんとか自動車部品の工場を止めずにすんだのである。
「絶対に止めてはいけないという使命感だけで交渉を行いました」と富塚。
彼女がそんなふうに海を越えて駆けずり回ったおかげで、なんとか原料は途切れることなく調達できた。その事実を知るものはごく限れた人間だけだが、富塚は、川上にいるものとしての使命をしっかりと果たしたということに胸を張る。
与える影響力が大きいからこそ、“当たり前のことを当たり前に”が重要なのだ。

誠実さの先にあるWin・Winの関係づくり

購買という仕事の本質について富塚は、「誠実さがすべて」と語る。
海外から調達しているある重要な原料について、納期直前になって届かないという連絡がきた。極めて深刻なアクシデントである。船で出荷したという連絡はきていたにもかかわらず、積まれているはずの原料が船に積まれていなかったのだ。こうして富塚は、急いで代替品を手配しなくてはならなくなったのである。
「実はその1週間前に、新しいサプライヤーが当社へ売り込みに来ていたんです。こういう場合、相手が海のものとも山のものともつかないことが多いのですが、私は必ずちゃんとお目にかかってお話を聞くようにしているんです。納品トラブルという事態を受けて私はこの新しいサプライヤーのことを思いだし、すぐさま助けて欲しいと連絡しました」
富塚の話を聞いた新サプライヤーは「わかりました」と快諾。たった一度しか会ったことのない富塚のために八方に手を尽くしてくれ、なんとか代替品を調達し、遅れることなく納品してくれたのである。おかげでお客さまの工場にも迷惑をかけずに済んだ。
「あとでこの新サプライヤーに聞いたら“日本で売り込みに歩いていたとき、ちゃんと話を聞いてくれたのは旭化成だけだった。その感謝の気持ちがあったからなんとか力になりたいと思った”と教えてくださいました」
つまり購買の本質は誠実さにあり、その誠実さによって“Win・Win”を実現することが重要なのだ。
「会社対会社の取引ですが、その前提には人対人の信頼関係がつくれるかということがあります。基本は、いつでも、誰に対しても、誠実であること。そこは揺らぎません」

新しい調達の仕組みをつくりたい

購買の仕事は扱う金額も大きく、数億円という取引を自分の判断に任されることも少なくない。男女の違いに関係なくそうした責任を持たせてくれること、若手のうちから大きな裁量を与えてくれることに、富塚は旭化成という会社の魅力を感じる。もうすぐ第一子を出産予定だが、子育てしながら責任ある業務を担当している先輩も多いことから、富塚自身、育児休暇取得後は復職するつもりだ。
「購買の仕事のダイナミックさが好きですから、より効率的で安定的な購買の仕組みをつくりたいと思います。高い品質を維持しつつ、コストダウンが図れれば、会社にも大きく貢献できるでしょう」
そして、その先の将来については、企画営業に挑戦したいという夢も抱いている。
「購買の仕事は世界中のサプライヤーと人脈を築くことができます。また、様々な業界の方と接する機会もあります。ここで培われた経験や知見は、企画営業という仕事でも絶対に活かせると思っています」

休日の過ごし方

料理をつくるのが好きです。平日は忙しくてなかなか時間をかけられないので、土日にはしっかりと手間をかけて調理します。得意なのは、ちらし寿司。子供が生まれたら、“お母さんの味”を早く食べさせてあげたいですね。

1日の流れ

出社、メールチェック、電話

グループミーティング

午後の面談の準備

昼食

サプライヤー面談(価格交渉・納期調整等)

社内関係者・サプライヤーとの電話対応

面談準備

サプライヤーとの面談(価格交渉・納期調整等)

社内関係者・サプライヤーとの電話対応

上司への個別相談

事務作業(価格登録・市況データ集約等)、会議の資料作成

退社

想いを貫く現場からOur Employees

事務系社員

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