WITH TEAM 仕事と社員インタビュー

前原 隆玄

基礎技術を確立し、ベンベルグの生産効率向上に寄与

学歴に関係なく資格試験や仕事の成果次第で評価を高められると聞いていたことが、入社動機となりました。入社後は一貫してベンベルグの開発に携わっています。ベンベルグ(一般名:キュプラ)は、綿花からとれるコットンリンター(種子を包むうぶ毛状の短繊維)を原料とする再生繊維。セルロース(繊維素)を酸化銅アンモニア溶液に溶かして原液をつくり、硫酸を使って紡糸し、製品にします。旭化成がベンベルグの製造を始めたのは今から80年近く前のこと。以来、世界で圧倒的なシェアを誇っています。入社後、ベンベルグの原液開発を担当していた私に転機が訪れたのは、2004年、入社12年目のこと。ベンベルグの生産効率向上を目的に発足した、最も細く最も紡糸速度の速い銘柄(原料)を開発するためのプロジェクトのメンバーに選ばれました。新しい領域でのチャレンジとなり苦労しましたが、最終的には基礎技術の確立に成功し、新しい銘柄の開発に成功。現場に技術を広げ、生産に寄与することができました。この経験が技術者としての自信につながり、自分自身を成長させることができました。

暗中模索の日々を経て、新しい銘柄の開発にこぎつける

ベンベルグの特徴は肌に触れたとき、とてもなめらかであること。また、湿気を吸い取り空気中に吐き出すため、インナーウエアやサリーなどの民族衣装、スーツの裏地などに使われています。近年、市場環境の変動を境に顧客のニーズが大きく変化し、新たに民族衣装向けの新しい銘柄(原料)開発が必須となったのです。そして当時、最も細く、最も紡糸速度の速い原料の開発を目指すプロジェクトが発足。検討メンバーに選ばれましたが、自分には知識も技術も不足していたので、原理原則を技術継承資料から学ぶことからスタートしました。資料から学べない事については現場に出来るだけ出向き、ベテランの方にも教えを乞いながら自身の専門性を高め、技術を習得しました。生産技術が安定化しないなど苦労もありましたが、最終的には基礎技術の確立に成功し、新しい原料の開発に成功。紡糸の技術を確立させることもできました。この時、開発段階から実際に製品を世に送り出すための製造段階へ操業移管した時の達成感と充実感は非常に大きなものがありました。 またこの結果を受け、プロジェクトチームが「ベンベルグ細物高速紡糸技術開発」として社内の評価制度である「有効賞特級感謝状」を受賞しました。それまでの苦労が報われ、技術者としてモノづくりのやりがいと誇りを感じた思い出深い出来事となりました。

若手の人財育成をはじめ、生産技術のさらなる高度化を目指す

ベンベルグの製造に関して、旭化成は世界でもっとも進んだ企業。だからこそ、旭化成で新しいことをやれば、それは世界初になる。当社は、意欲ある人に積極的にチャンスを与えてくれます。私自身、さまざまな経験を経ることで、知見が広がり、技術者としても人としても成長してきました。現在、ベンベルグ工場では操業100周年に向けて、生産基盤の強化を図っています。製造係長である私の仕事は、若手の人財育成や、生産技術の高度化を成し遂げ、「やりがいのある職場作り」「人財の強い職場作り」を目指すことです。一方で、事業を永続するために利益をどう確保するか、生産性、コストを経営の視点から一層改善しなくてはならないと考えています。旭化成は成果を上げる社員をきちんと評価してくれる会社です。上司・先輩・部下からも常に期待される存在でありたいですね。

6:00
起床
工場まで徒歩10分の位置に自宅があるので、いつもこのくらいの時間に起き朝食。
7:00
出社
出社後、朝会までに急ぎの資料のみ承認作業。また、朝の業務報告会に備えて必要な資料に優先度を判断しながら目を通す。
7:30
午前業務開始
約20分、朝の業務報告会にて製造現場から収率や工程状況などの報告があるので、確認し指示事項を伝える。その後、メールチェック、現場巡視、各種資料作成・会議等。
11:30
昼食
手持ち弁当を美味しくいただき、リラックスして読書。
12:30
午後業務開始
午前中の続き。時期によっては年初予算作成などで時間に追われながら仕事をすることも…。
19:00
帰宅
家族との食事を合わせるために、できるだけ19時には帰宅するようにしている。
19:30
夕食
30分くらい子供の小学校での出来事や習い事について聞きながら食事。
20:00
入浴
子供とゆっくり湯船で話しを聞いたりゲームをしながらリラックス。子供の就寝前に宿題の丸付けやサインなど。
22:00
趣味
TV鑑賞、読書など。
23:00
就寝
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