WITH TEAM 仕事と社員インタビュー

畦地 兼司

医療にかかわる旭化成に興味を持ち、一貫して中空糸製造(人工腎臓)に携わる

父が医薬品関係の仕事に就いていたことや、母が過去に腎臓病を患ったことがあったことから、医療にかかわる旭化成に入社しました。入社以来、人工透析に使われる中空糸膜(人工腎臓)の製造に携わっており、生産効率向上やコストの削減といった技術課題の解決に取り組んでいます。中空糸膜はその名の通りストローのような中空の糸をつくるのですが、径の大きさや肉厚などに関して、同じようにつくればいつでも100%同じものができるわけではありません。安定的な生産に向けてさまざまな施策を行いますが、これがゴールという地点はないだけに、難しいところです。2009年からはそうした経験を活かし、原料・紡糸機増設の立ち上げリーダーとして工事管理や運転時のバリデーション(目的とする品質に適合する製品を恒常的に製造できるようにするための検証)を実施。工事完了へと導きました。その後、大分の人工腎臓工場に配属となり、製造係長として、人工腎臓(ダイアライザー)の成型・切断、組立工程・照射滅菌工程の生産管理、労務管理にあたるなど、人工腎臓における中空糸膜の紡糸−組立−滅菌までを一通り経験しました。そして、2013年、延岡の岡富工場に製造係長として配属となり、現在は、中空糸の製造管理を行っています。

表面的な理解だけではなく、自ら考え、動いて、本質を知る

入社して間もないころ、実験で液サンプリングを夜勤チームの方にお願いする計画を作成していました。計画書を当時の日専職長(上司)に見せたところ「本当にここから液が出てくるのか、ラインがどこにつながっているのか確認した?」という答え。問題はないと考えた私に対して上司は実際に確認に行くことを促しました。配管はポンプから出た後、天井裏を通って出てきます。私は配管を追いかけながら天井裏を進みました。結果、間違いはなかったのですが、「そのラインに表示はあったかな?次に後輩が同じような場面に遭遇したときにわかるかな?」という上司のコメントに、自分以外の社員が作業することを細部まで想定する必要性に気づかされました。「わからないかもしれません。表示をします」と返答し、それから2週間、工場の天井裏や、作業を実施する場所を詳細に見て回り必要な表示を完了させ、再度計画書を作成。やっと承認をもらうことができたのです。その際、上司はこう話してくれました。「私は、君が将来、計画して結果のみを求める人になってほしくなかった。だからあえて課題を与えてみたんだ。何事も中身が大事なんだよ。中身をしっかり理解することで判断もできるし指示もできるようになる。また、理解したことを形にすることで後世に残せる。このことを今回学んでほしかった。」表面的な理解だけではなく、自ら考え、動いて、本質を知る。それはやり遂げたという達成感にもつながります。このことを機にひとまわり大きく成長しました。今の自分の基盤かもしれません。

中空糸膜だけでなく、モノづくり全般に関して知識を広げていきたい

仕事の面白さは、発見することの楽しみと、最終着地点までの「ハッピー」つまり最適解を考えることです。 製造では、安全はもとより、収益性の観点から、生産量確保、生産高収率、効率化など、コスト競争に勝つための手段を日々実行していかなければいけません。その点では、現場には沢山の改善の題材(ヒント)が山のように眠っている。いわば宝の山だと思います。日々、課題を発見し解決するための方策を検討する。その足跡が自分の後ろに結果という形で残っていくことが喜びです。
また、周囲に対してやみくもに「もっとよくしていこう」というだけでは、現場のオペレーターさんたちを導いていくことはできません。現場のオペレーターさんたちと共に具体的な課題を発見しテーマ化し、実行することでより大きな成果が出ます。そのためには、人と人との信頼関係(チームワーク)が大切です。入社したころはよく上司から「仕事を知る前に、人を知れ」と言われたものです。そのため、仕事上の付き合いだけでなく、休憩時間などを活用して部下と積極的にコミュニケーションをとり、お互いに相談しやすい職場を作ることを心がけています。
今後は、中空糸膜だけでなく、モノづくり全般に関して知識を広げていきたいです。少しずつ分野を広げ、オールマイティーに活躍できる技術者・製造のプロを目指したい。自分の子どもたちに誇れる人、そして誇れる旭化成にしていきたいと思います。

6:00
起床
子供たち(4人)を順に起こし身支度を行う。
6:25
出社
妻から弁当をもらい自宅から徒歩で約20分通勤。6:50頃職場へ着く。
7:00
日課
前日の運転日誌を喫煙所でコーヒー、タバコをのみながら確認。三交代が1日頑張ってくれた成果と異常・トラブルなどを確認し、朝のミーティング判断に備える。何事もない日はホットする。
7:30
M・M(朝のミーティング)
夜勤チームからの報告を受け、当日の判断を伝える。又、管理図等を確認し生産品質上の異常兆候が継時的に発生していないか確認し、指示する。ミーティング終了後、全員で日めくりの安全指差呼称を行い、気合を入れる。
8:00
午前業務
メールの確認及び返信。製造日誌、資料作成、会議等。前日トラブル時は現場確認後、上記着手。
11:30
昼食
妻の弁当を食し、食後は部下と将棋。
12:30
午後業務
午前中の作業の続き。
19:00
帰宅
子供達から今日の出来事を聞きながら少しゆったり。
19:30
入浴
20:00
食事
その後、子供たちの宿題を確認。以降子供達と団欒。
21:30
子供就寝
子供(小学生3人)を寝かせ、長男(中学生)の勉強を確認。
23:00
余暇
24:00
就寝
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