AsahiKASEI

Recruitment 2019

企画営業 幸島 公大

ヘルスケア領域 旭化成メディカル 製品戦略第二部
ビジネス学部卒 2010年入社

難病治療の「世界窓口」として

血漿中の病因物質を体外に排出させる治療として知られる「アフェレシス」。薬剤等の内科的治療のみでは完治が難しい各種自己免疫疾患、潰瘍性大腸炎、慢性C型肝炎などに対して効果が確認されている治療で、現在日本では30以上の疾患が保険適応となっている。
日本のみならず世界でも支持される旭化成メディカルは、透析事業と並行してアフェレシス事業にも注力。「難病治療の選択肢を広げる」という信念のもと、フィルター及び装置の開発・販売を続けている。
このアフェレシス事業で現在、中国以外の全世界の窓口として活躍する男がいる。幸島(こうしま)公大。2010年の入社以来、一貫してアフェレシス事業の拡充に努めてきた。
中学生の頃には既に海外に行くのだと決めていたと言うから驚きだ。
「親に影響されたわけでも、本に触発されたわけでもないんです。でも、とにかくいろいろなものを見て視野を広げたい、その為には英語が必要、そういう感覚でした。それで高校からアメリカへ。最初はボストンから車で1時間半くらいのマサチューセッツ州の高校に入り、その後ニューハンプシャーの学校へ編入しました」
卒業後はボストンのサフォーク大学へ進学。会計学・経営学・マーケティングなどをトータルに扱うビジネス学部のマーケティング専攻で勉学に励んだ。
アメリカの大学には就職活動にまとまった時間をとる余裕はない。度重なるテスト、プレゼン、課題を必死にこなしつつ、何とか時間を見つけて企業研究を行った。
大学卒業後、日本の企業で働くことは決めていた。アメリカには既に名が知られている日系企業があるが、そういった企業に入るのではなく、自分の力でマーケットを切り拓いていきたい、という想いがあった。
「ある大学で開催された会社説明会を通じて旭化成のことを知りました。実は説明を聞くまで、サランラップを作っている会社だよな、というくらいの認識しかなかったんです。だから、繊維、メディカル、エレクトロニクス、住宅といった幅広い事業を展開しているのだと知って驚きました。話をしてくれた社員からも大きなパワーを感じましたし、ここで働いて、自分が(海外での)旭化成の知名度を上げられたらな、と想像したことを思い出します」

患者さんの命を左右する“重い技術”

「海外で学んだ後は、その知識や経験を日本人として日本企業で活かしたい」。そう考えていた幸島は旭化成を選んだ。ヘルスケア領域の旭化成メディカル企画営業がキャリアの第一歩であった。初任は東京第一営業所。今後長くつきあうことになるアフェレシスを一から学んでいく。
「担当エリアは神奈川。最初は分からないことだらけで、とにかくエリア内の病院を訪ね、医師にアフェレシス治療の効能や意義を説明する日々でした。粘り強く足を運び、治療の意義を問い続け、初受注まで1ヶ月以上かかりました。このときの想いが私の原点となっています」
そんな中、今でも忘れられない出来事が幸島を襲う。
「急性疾患の患者さんに対して行う血液を浄化する治療法があるのですが、ある施設から急遽その治療を行いたいと連絡が入りました。急いで治療を始めなければ患者さんの命が危ないと。しかしその施設に設備はなく、それを扱う臨床工学技士もいない。すぐに代理店に連絡して機材を揃え、フィルターに関しては私自身が用意して施設に急行しました。幸い患者さんの一命はとりとめることができましたが、自分の扱っているのはこれほど重いものなんだと痛感しましたね。自社の製品や技術が、人の命を救う。やりがいと共に大きな責任感を感じました」
2014年、国際事業部 営業推進部に異動。国外で営業活動を担当する各現地法人や各代理店の管理・調整役である。最初の担当は第二の故郷でもあるアメリカだった。
「ここからは世界中に展開している現地法人・代理店をサポートしていくことが大きな仕事の役割となりました。本社と現地法人及び現地代理店のつなぎ役として、販売調整、与信管理や契約書の更新、学会での展示などを行います。時には現場の意見を本社にフィードバックしたり、製品の改善・改良を検討するために開発会議に参加することもありました」
幸島はここでもメキメキと頭角を現し、半年後にはヨーロッパ全域の担当者も兼任。
「ヨーロッパのアフェレシス事業は、旭化成メディカルの海外事業としては最も売上の大きなところでした。そんな重要な部分を任せてもらえて嬉しかったですね。その半年後にはさらに(中国を除く)アジア全域の担当にもなり、気付けば世界中の担当者になっていました」

イタリア・ベニスで開催された世界代理店会議

世界中の現地法人や代理店とやり取りする毎日。世界中の時差を計算しながら、最適なスケジューリングを行っていく。
「早朝からアメリカと電話会議、その後アジアとヨーロッパ各国からのメール対応を行い、午後はアジアの担当者とSkypeで会議、夕方からヨーロッパと電話会議。抱えている課題も状況もバラバラ、さらに言えば文化的背景や慣習も国によって全く違いますから、それらを考慮して話をすすめるのはなかなか大変でした」
そんな幸島が自身のキャリアの中で最も印象的だったと話すのが、2015年春、イタリアのベニスで開催された世界代理店会議である。この会議の目的は、世界の代理店各社に旭化成の戦略を伝えたり、より密な情報共有や関係強化を図ること。開催は実に8年ぶりだというこの大イベントの総合司会に抜擢されたのが、国際事業部に異動してから半年の幸島だった。
「ヨーロッパはもちろん、アメリカの現地法人やアジアの代理店も一同に介する非常に規模の大きな会議です。私を含めた4名のチームがその企画から運営までを任され、開催1年近く前から準備をはじめました。イタリア支店の副社長に会場予約や視察、土産の選定などを任せ、こちらではプレゼンターとして招聘する先生方の手配やプログラム企画などを進めました。正直、細かいことを思い出せないくらい忙しかったですね」
そして当日、幸島は世界各地から集結した100名以上の関係者を前に総合司会を担当。得意な英語を活かしてプログラムを進め、各所の人間関係を深める目的で企画したチームビルディングも大成功の裡に終了した。
「一方的に話を聞くだけの場ではなく、チームを組んで交流しながら相互理解を深める場にしたことが高い評価に繋がったのだと思います。会議後、各国の現地法人や代理店から賞賛の言葉をいただけてホッとしました。それに会議後のディナーも大盛り上がりで、お酒はやっぱり各国共通なんだなと思いましたね(笑)」
総合司会はまさに「会社の顔」。この世界代理店会議の経験は幸島を大きく成長させた。

旭化成の知名度向上に貢献したい

そんな幸島は現在、製品戦略第二部にいる。(中国を除く)全世界エリアのアフェレシス担当者という立場は継続しつつ、より事業戦略に比重をおいたミッションを担っているのだ。
「東京を拠点に、積極的に現地に足を運び、治療の実体を自分の目で見ることも重要だと思っています。データや伝聞だけではわからなかった課題やビジネスチャンスが見つかることも多いです。また、現地の代理店や医療機関に対して、直接情報提供することにも大きな意味があります。資料を送って終わりではなく、メーカーの人間自らが説明・啓蒙を行うことで、より強い信頼関係を築くことができますから」
このように現地主義を貫く幸島は、先日マレーシアで開催された学会に参加し、アフェレシスに関する展示を実施して、現地のカスタマーと直にコミュニケーションをとった。マーケット規模が不明確だったこともあり一番小さなブースでの出展だったが、それでも予想以上の反響があった。
「拡販の為にはやはり露出を増やすことも重要だなと実感しましたね。現地法人や代理店がもっと営業しやすくなるように、世界各国の学会で弊社の商品や技術をアピールしていきたいと思います」
アメリカで過ごした学生時代、旭化成の名は現地ではほとんど知られていなかった。だからこそ、その知名度向上に貢献したいと幸島は考えた。
それから7年。全世界に渡る広大なエリアを担当する幸島は、既に無数の地で知名度向上に貢献している。
「より多くの方に私たちの製品を使ってもらい旭化成の名を世界に広めたい。そうすることで救われる命の数が増えていくと思っています」
世界中、どこの舞台であろうと、幸島の想いは変わらない。

休日の過ごし方

好奇心が旺盛なので、知らない場所に行くとワクワクします。旅行が好きで国内外いろいろな所に行きますが、最近行って印象的だったのは神奈川の三浦海岸です。現地で自転車を借りて散策したのですが、とても気持ちよかったですね。

1日の流れ

出社、メールチェック

関係者と打ち合わせ

問い合わせ対応

昼食

部内で戦略に関して議論

他社と商流変更に関する打ち合わせ

欧州現地法人と電話会議

帰社

想いを貫く現場からOur Employees

事務職の社員

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