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Recruitment 2018

回路設計 吉村 幸恵

センシング事業部
理工学部電気・情報生命工学科卒 2008年入社

最先端のLSI開発に携われる旭化成

吉村は、大学で癌の遺伝子を検出するDNAセンサーの開発を行う研究室に所属していた。人類の悲願である癌の克服を大きく引き寄せるかもしれない技術開発だが、製品として完成するまでは、教授の元で何人もの学生が研究成果を受け継いでいく道のりの長いテーマだ。吉村は先輩や大学院に進む同級生に後を託し、就職することを選ぶ。目指したのは、旭化成の設計開発職のコースだった。大学で学んだデバイスの知識が活かせる半導体開発部門にチャレンジしたいと考えたのだ。
実は、旭化成はセンサーICの開発と製造では有数の実績を持つ半導体メーカーである。吉村は入社以降、プロジェクトリーダーのもとで一つの開発テーマを追いかけ、設計からサンプル評価、量産に向けたテストまで幅広く関わってきた。その一連の業務について吉村は、「大学時代の研究で感じたような、新しいモノを生み出すワクワク感に溢れている」と言う。

入社からわずか数年で世界最高に挑む

「回路設計はほとんど学んでいません」。そう語るように、入社前の吉村の回路設計スキルは超初級者だ。だが、彼女はスムーズにチームに迎え入れられた。旭化成がモノづくりへの挑戦を通して人を育む企業だったからだ。実際に、入社後は回路設計に関する中身の濃い新人研修が続く一方で、所属した開発チームで役割を与えられながら、仕事の進め方から問題解決の方法や考え方まで上司にしっかり教えられた。その成果は入社してから二つ目のチームでもう発揮される。担当したデバイスが当時最先端のDVDレコーダーに搭載され、自分が関わった製品が世界が注目する市場で先頭を走ったのだ。次のチームで開発した携帯電話基地局向けのPLL(発振回路)開発では、世界トップレベルの低ジッター(周波数の揺らぎ)を目指した。こちらも海外のデバイスエンジニアたちが唸るレベルだ。それだけに厳しい要求仕様をクリアする設計は難しかった。
その反面、とても大きなやりがいを感じたと言う。

夢の自動運転技術の一端を担うために

現在、吉村は自動車の電動パワーステアリングに組み込まれるトルクセンサーの開発チームに所属している。旭化成のエレクトロニクス部門の主要製品の一つである自動車搭載センサーの一つであるこのICは、ハンドルを切る際のトルク(回転力)を検出できるデバイスで、ドライバーの操舵感覚に忠実にモーターのパワーをアシストするための制御に用いられる。吉村の開発するトルクセンサーは、最終製品である自動車のクオリティを決めるキーデバイスであることに間違いなく、吉村たちのチームは、こうした自動車の商品力向上に不可欠なデバイスの進化を、自動車メーカーから依頼されて担っているのだ。吉村は次のように言う。
「新たに発売された自動車の評価については、自動車専門誌等で詳細に紹介されます。その中でハンドルを操作した時のフィーリングは常に重要視されますから、自分たちが関わった製品がいかに重要であるかを強く感じています」
また、この仕事では一人の開発者としても大きな手応えを感じられるそうだ。
「様々な課題をクリアすることを念頭に回路をCADで描き、試作した後に自分たちでテストをします。ひと通りに関われるからこそ、想定した動作をするか、あるいは測定数値が目標に到達するかどうか、結果に毎回ドキドキです」

世の中を大きく変えられる開発

吉村が所属する部門のチーム編成は、数名から10名程度の少人数体制。開発の一部だけを手掛けるようなことにはならず、全員が一つの製品を手がけたという手応えを感じることができる。また、センサーICは様々な製品分野に用いられるデバイスであるとともに、旭化成は多彩な事業領域に進出している。そのため、一つの開発プロジェクトを終えると、次もこれまでのテーマをさらに極めていく、あるいは全く異なる開発テーマに挑む、そのどちらもあり、様々な製品に関われると吉村は語る。
「開発テーマの設定は、トップダウンではありません。若手社員からの、こんな機能を持ったデバイスをつくりたい、この製品分野にアタックしたいといったような希望が、そのままプロジェクト化されることが頻繁にあります。しかも上司はどんな提案にも耳を傾けてくれますから、自然と手を上げやすい風土です。私も早く自分で企画したLSIの開発に挑み、世の中を変えてみたいですね」

休日の過ごし方

会社のバドミントンサークルに入っています。休日も集まって、会社近くの中学校の体育館を借りて行う練習が楽しいですね。普段は集中力が必要な仕事をしているので、体を動かすことでとてもリフレッシュできます。

1日の流れ

出社、メールチェック

設計業務(評価業務)

昼食

チームミーティング

顧客提出サンプルのテスト内容を確認

退社

想いを貫く現場からOur Employees

技術職の社員

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