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Recruitment 2018

プラントエンジニアリング 柴田 哲

生産技術本部 エンジニアリングセンター 土木建築部
工学部 建築・都市科学専攻 修士 2010年入社

自社プラント建設のすべてに関わる

製造業における工場・プラントの建設は、一般的にその設備全体を所有して使用する企業が、建屋から生産設備の仕様決定までを行い、エンジニアリング会社がその仕様を元に設計や建設工事を請け負うケースが多い。ところが、旭化成は仕様を固めるだけでなく、施主でありながら工場・プラントなどの建設や、プロセスや生産設備の設計にも大きく踏み込む「オーナーズ・エンジニアリング」の体制を整えている。自分たちがつくる製品を絶えずより良くしていくために、その製造設備も自ら手がけようという思いがそこに息づいているのだ。
そのため、旭化成には電気や機械出身のエンジニアに加え、数十名程の建築・土木出身のエンジニアが所属し、自社工場・プラントの建設を主導している。柴田もその中の一人だ。柴田は就職活動で旭化成を選んだ理由を次のように語る。
「同じ学部の友人たちはゼネコンや設計事務所に進みました。でも私は、自社の建物や設備の建設に携わりたかった。つくったら終わりではなく、どのように使われるのか見届け、ユーザーとも密に接して希望や不満を聞き取り、次の案件に活かしていく建設の仕事がしたかったのです」

つくるべき工場を考え、具現化する指揮者

エンジニアリング部門の建築・土木系エンジニアは、建築と土木のいずれかに軸足を置きながらも、両方の業務を担うことが多く、多彩な業務経験を積んでいく。土地の造成から用水・排水の計画、場合によっては広大な工場敷地内の道路や橋梁などの計画・設計も担うなど、土木系の業務だけでも幅広い。それに加えて生産設備を覆う建屋や蒸留塔の設計、大型設備の搬入や複雑な配管・搬送装置の取り回しを考えた空間構成まで、建築系の業務も広範囲に及ぶ。S造かRC造か、目的に合致した最適な工法を決めていくように、状況に応じて最適な工法を選ぶ判断力も問われる。
その後、意匠図や構造図に落とし込む実施設計の段階からはエンジニアリング会社や建設会社に発注することになるが、そこから施工に到る工程監理や建設中の品質・安全監理も、柴田たちの重要な職務だ。進捗・品質・予算…納得できる検収を終えるまでは管理に気が抜けない。
「これからつくるべき工場・プラントの空間・構造・環境はどのようなものか、またどんな法規制があるのかを自ら考えながら、正解を追求していかなければならないポジションです。責任が重い分だけ取り組みがいは大きいですよ」

中国で再確認した、自分たちの存在意義

2013年11月から翌年の9月まで、柴田は中国の南通という上海近郊都市でのプラント建設工事に、現場常駐で携わった。日本には休暇で度々帰れたが、基本は現地赴任での勤務だった。日本で柴田と接する人のほとんどは温厚な人柄だと彼を評する。その人たちが中国での彼の様子を見たら、腰を抜かすかもしれない。
「現地のエンジニアは、大声で何度も指示を出さなければ正しく動いてくれません。しかも一つひとつきちんと図面通りに作業をしているか確認しなければならない。図面通りに施工しないことが普通にあるからです。向こうも、黙っていたら、それだけでOKだと勝手に考えます。それで、声を張り上げて指示を出さなければならない場面がたくさんありました」
柴田は、品質に関しては譲れなかった。できあがったプラントを使用して製品を生産していくのは、同じ会社の仲間たちだ。彼らに中途半端なものは引き渡せない。その一念で日本では考えられない強い態度が出たのである。だが、柴田はこうも考えた。
「安易に妥協せずに強い気持ちで想いを伝えれば、相手に真意が必ず伝わり、納得のいく結果に導けます。これが、グローバルスタンダードのコミュニケーションなのでしょう。当社はこれから海外の建設案件が増えます。国境を越え、文化や慣習が違う場所でも、旭化成の品質基準を満たすプラントを立ち上げていくための、良い経験になったと思っています」

旭化成には世界になかったものをつくるチャンスがある

柴田のキャリアは延岡でスタートした。旧レーヨン工場の耐震診断・耐震補強を行い、人工透析器の組立工場の増設工事などを担当後、川崎に異動。ここを拠点に、中国のプロジェクトの他、千葉工場と川崎工場の幾つかの建設工事を担ってきた。特に、担当した千葉工場のプラントは、今まで世界になかったプロセスで製品を製造することから、参考となるプラントなど存在しない。完成後に設備を使うことになる設備担当者、機械、電気、計装の各担当者たちとは何度も意見交換し、様々な角度から建設計画を検討した。入社6年で、プラント建設の最前線に立ったのである。柴田は、旭化成の建築・土木担当だからこそ得られる手応えがあると言う。
「旭化成は多彩な事業部門を持ち、多種多様な製品を開発しています。中には先般の千葉のプラントのように、世界初のプロセスや工程も珍しくありません。そこから生まれた新製品を量産する工場の建設では、新しくチャレンジすることが多いですね」
それだけでもやりがいは大きそうだが、最大のモチベーションは、やはり人と人の関わりなのだそうだ。
「“また君と仕事がしたい”とか“次も任せたいなど”と、工場の設備担当者に言われることが増えてきました。そんな声をかけてもらえる度に、技術を磨き、成長して、もっと貢献したいと強く思うのです」

休日の過ごし方

マラソンが趣味で、平日も昼休みに工場内を4kmほど走っています。毎年、友人とハーフマラソンの大会に出場するのが恒例となっていますが、次回の大会ではフルマラソンに挑戦する予定です。目標タイムは4時間を切ることです。

1日の流れ

出社、ラジオ体操、現場巡回

メールチェック、図面チェック等

部内業務打ち合わせ

打ち合わせ準備等

昼休みのランニング後、昼食

プロジェクト設計打ち合わせ

工程会議、現場巡回

施工打ち合わせ

現場完了確認

書類作成、施工計画書・図面チェック後にバック

退社

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